
原題 : GREEN ZONE
鑑賞日 : 2010年05月14日(金)
映画館 : MOVIL
料金 : 1,000円 ( レディース・デー )
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ニヘドンが今まで好きな俳優さんのタイプはと言うと、
ジュード・ロウとかジョー・アンダーソンとかジョニー・デップみたいに線の細い系でした。
或いは、テッド・ニーリーとか、リス・エヴァンズみたいにマッチョじゃないワイルド系。
でも「 インヴィクタス 」でマット・デイモンに目覚めてしまったのでした。
今回もマット・デイモンが主役と言う事で、大きく期待は膨らみました。
期待通りでした。
「 インヴィクタス 」で、自分の与えられた運命の中で、しっかり自分を持って突き進んで行く青年を好演したマット・デイモンですが、「 GREEN ZONE 」でも、自分の信念を貫く骨太青年を体当たりで演じてくれました。
マット・デイモンを抜きにしても、そもそもこの映画が、従来のハリウッドの戦争物と、一線を画していると思いました。
もう最初から、アメリカが悪巧みをしていると言う前提でシナリオが出来ています。
だから、「 ええ!? 信じてたのに、酷い! 」なんて安っぽい映画じゃ有りません。
誰が騙したとか、誰が悪いとか、そういう恨み辛みで終わりません。
そういう陰謀渦巻く中に身を置かれた人間が、じゃあ自分は何をどう考え、どう行動して行くかを見せてくれる映画です。
筋が一本通っていて揺らがない。
だから戦争映画なのに見ていて非常に小気味良いのです。
そしてこの映画の秀逸な点は、視点がジャーナリスティックな事です。
ニュースのライブ映像を見ている様な画面はユラユラぶれます。
それが緊迫感を煽ります。
1番ニヘドンが気に入ったのは、このジャーナリスティックな視点が客観的で、マット・デイモンにヒーロー性を要求していないのです。
もし、この映画を見て、マット・デイモンは格好いいヒーローだと思った人がいたとしたら、それは受け手が勝手にそう思っただけで、映画の作り手は、一切そんな虚実の演出はしていない筈です。
「 世界平和を守る為 」とか 「 全人類を救う為 」なんて馬鹿げたヒロイズムの仮面は最初から被っていません。
マット・デイモン演じるミラーが行動する理由は、「 何故? 」と言う一語に尽きます。
「 何故、有りもしない大量破壊兵器が有ると、でっち上げるのか? 」
「 その嘘で多くの人が死ぬのに何故? 」
そしてミラーは、「 あんたが悪い。誰それが悪い。」と、意味の無い事は一切言わず、自分に出来る事をして行きます。
この姿勢は確かに格好良いです。
でも通り一辺のヒーロー性を塗りたくられていないのが好印象です。
あくまでも、最前線で身体を張って動いている人々に立脚した視点から描かれています。
現場の兵士達が、作戦の遂行に当たり、怒鳴り合いながら行動を進めて行くシーンが沢山出て来ます。
凄くリアルです。
現場に行けば、その現場に身を置かなければ決められない事っていっぱい有る筈です。
ただただ作戦通りに、上官の言う通りに 「 Yes, sir. Yes, sir.」言っているシナリオは、きっと机の上だけで考えられた物なのでしょう。
どんな現場であれ、現場は混乱するのが当たり前なんですから。
ミラーを通訳として手伝うイラク人のフレディも、スッゴくいいです。
最初、車の中から様子を窺っているのですが、その横顔が QUEEN のボーカルのフレディー・マーキュリーに似ていてニヘドンを喜ばせました。
そして英語の呼び名がフレディなんで、笑ってしまいました。
正面から見る顔は別に似てないのに、あの最初に車に乗って出て来るフレディの横顔をお見逃し無く!
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