2010年月05月16日(日) 池ノ上GariGari にて
Japanoise Event が行なわれました。
今朝は二度寝をしてしまい、時間が無いので、
どうしても一言言っておきたい事だけを先に書いておきます。
ニヘドンがこの日、強く印象に残ったのが聴き手の姿勢です。
ニヘドンは1番前の壁際に座っていたので、
自然、演奏中の客席の人々の顔を見る事が出来ました。
皆、一様に真剣で、正に「 耳を傾けている 」様子が手に取る様に分かりました。
全員、前傾姿勢になっていて、その角度が全て等しかったので、
「 一体これは何の新興宗教なのか!? 」と思う程でした。( 笑 )
皆、目の前で繰り広げられている音から、何かを発見しようとでも言うような姿勢でした。
そんな聴く側から、気迫の様なものが立ち昇っていました。
英語教育界では、能動的な聴き方を 「 active listening 」 と言います。
「 分かろう! 」と思いながら、推理しながら想像しながら、相手の表情、ジェスチャー
全てを見逃さずに、とにかく理解しようとする聴き方の事なんです。
語学習得途上にある学習者には、この active listening をする様に、
ニヘドン達、インストラクターは生徒をトレーニングして行く訳なんですが。
GariGari のオーディエンスは、active listening で聴いていたのですね。
これには正直驚きました。
ニヘドンは圧倒的にクラシックのコンサートに行く回数が多いです。
演奏される曲や、演奏は確かに素晴らしいものです。
でも、聴き手の態度はどうでしょう?
GariGari での様な、全身を耳にして身を乗り出して聴く聴衆って、そんなにいません。
どちらかと言うと、後ろにふんぞり返って、
「 ふん、余を楽しませてみよ! 」 という王様タイプか、
「 この後、マキシム・ド・パリでお食事する?それともトゥーランドットにする?」
よ言う話に熱中している有閑マダムタイプが多いです。
或いは、貴方達は何しに来たの? と突っ込みたくなる退屈してもじもじ動き回っている
青少年達とか。
ニヘドンはクラシック音楽が大好きなのですが、
この聴衆達の態度には、毎回毎回がっかりさせられるのです。
「 クラシック 」 という名称がついている以上、聴き手にもそれ相応の覚悟と言うものが
あっても良さそうに思うのですが・・・・・・・・・・・。
マダムタイプは演奏会の最中、必ず深い眠りに落ちます。
青少年達は退屈がマックスになり、座席を蹴り始めます。
王様タイプは、演奏会の後必ず文句を言います。
「 やっぱり地方オケは駄目だな。 」
この人たち、お金を払った甲斐って、無いよね・・・・・・・・?
いつもこんな演奏会に身を置いているニヘドンに取って、
05月16日のGariGari の聴衆は見事でした!!
4,000人収容の大ホールでのクラシック演奏会と比べると、
人数的には少なかったでしょう。
でも、聴衆の真摯さと、熱心さは、全くひけを取らなかった筈です。
この active listening が出来る優秀な聴衆がいる
Japanoise を本当に羨ましく思いました。
MAQ さんが mixi ボイスで、「 これからも続けて行く勇気をもらった 」 という言葉を
書き込んでいましたが、全くその通りだと思います。
こんな優秀な聞き手を手放しちゃ駄目だろう!!
ニヘドンは今まで、Japanoise の演奏する側にスポットを当ててライブを聴きに行って
いたのですが、GariGari での聴衆があんまり素敵だったので、
これからは聴衆の方にも目を向けてみようかなと思い始めました。
何が、彼らをノイズに耳を傾けさせるのだろう?
あの様な真っ向勝負で音楽を聴く姿勢を見たのは、
Japanoise と スティーブ・ライヒの演奏会の時だけだった様に思います。
クラシック音楽には人を真剣にさせる力が無いのだろうか?
深く考えさせられました。
05月16日の GariGari の Japanoise Liveで、そこに居合わせた人々は
皆、なにかしら 「 新しい気持ち 」 を抱いた筈です。
その新しい気持ちから、また何か新しいものが生まれるとしたら、
GariGari のライブは、エポック・メイキングな晩だったのだなぁと思った次第です。
Japanoise 主催の伊藤まくさん、出演者の皆様、お疲れ様でした。
いい晩でしたね。
With lots of thanks!!
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