生まれてはじめてDVDレンタルというものを体験してみた。
ネットで借りて自宅に届きポストへ返却という非常に便利なシステム。
しかも初回サービスでタダというから一段と素晴らしい。
『ブーリン家の姉妹』や『眼下の敵』にことごとく振られ、
意外にすんなり送られてきたのが西川美和さん監督・脚本の『ゆれる』。
西川作品は現在公開中の『ディア・ドクター』も観たいと思っているけれど、
その前に各賞を総なめにした『ゆれる』はおさえておかねばと。
あー、この西川監督、本当に素敵。
ムダな台詞とか余計な説明は一切なしで、カメラワークや俳優さんの存在感で
すべてを表現してしまう。
智恵子(真木よう子)の死に関わる稔(香川照之)と猛(オダギリジョー)の兄弟。
ゆれる橋、ゆれる光、ゆれるカメラ、ゆれる心。
淡々と物語が進む中にも香川さんの鬼気迫る演技には思わず背筋がゾクッだし、
オダギリジョーさんって思っていたよりずっとずっと役者だった。
なんか、ルックスばっかのDAIKONだと決めつけていて本当にごめんなさい。
それにしても、気になるのは法廷での兄弟の供述と証言、いくつかの矛盾点。
もし悲鳴が猛に聞こえていたとしたら、弁護士の検証はどうなるんだろう??
ラストの解釈も観る者にがっつりゆだねられているのですが、
あたしの気持ちもゆらゆらゆれて、なかなか答えを出せないでいます。

鑑賞のお供はリッチカット。
ジグザグしていて、とても有意義な1時間56分也。
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